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Copyright (c) 2009 MIZUISHI Architect Atelier |
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「廊下部屋のある家」 これから夫婦になるという二人のための、郊外の専用住宅である。 自由にそれぞれの生活スタイルを築き確立してきた30代夫婦のため、生活を共にするにあたって要望に様々な違いが出てきた。趣味も生活時間も温度感覚も違う二人の要望をかなえつつも、互いの距離感が遠ざからないようにどこにいても気配を感じられるような家にしたいと考えた。 そこで、「機能的で閉じこもれる狭い個室部屋」と「皆で過ごし移動する広く長い廊下部屋」にわけ、それらがぐるりと中庭を取り囲む構成とした。中庭は別棟であるガレージによっても一体的に囲い込むことで、よりプライベートな庭としている。 廊下部屋はひとつながりとなっており、両端で違うことをしていてもあまり気にはならないが、お互いの気配を感じたり中庭を介して少し見えるようになっている。個室部屋は両側の部屋との間に壁があり三方囲まれてはいるが、廊下部屋に対してはバーティカルブラインドを調整することで拡張性を持たせている。天井は中心である中庭に向かって高くすることで開放的にして家全体が中庭でつながる。 家族の気配を感じつつ、お互いの距離感を調節し選択しながら生活できる家である。 |