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Copyright (c) 2009 MIZUISHI Architect Atelier |
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「収納コアの家」 10年以上住んでいなかった築30年の住宅の大規模改築工事である。 平面はオリジナルの十字型プランを生かし、今まで分節されていた個室群をできるだけつなげて回遊性を持たせた。また以前は中心(十字の交点)にあった階段を吹抜のあるリビングに移し、中心部には様々な構造補強を施し、すべてを収納とした。そうすることで各部屋に面する収納が中央に集まり、それぞれ採光や通風のための外接部を3面確保している。 構造躯体以外は外壁から屋根まで全て新規に作り直している。また高気密・高断熱仕様とし、床下には灯油を熱源とする放熱板を設置した。1階床には数カ所のスリットを設け、土間への蓄熱や輻射熱・自然対流による快適な室内環境を実現している。構造補強には一部鉄骨を使用し、土間を打設するなどして耐震性能を現行基準に合わせている。 部屋と部屋は廊下がなくつながり、収納コアの周りをぐるぐる回るような楽しい家になることを期待している。 |